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コラム

【第177回】この惑星の運命を決めるのは一人一人の生き方です

知っての通り、この惑星を良き方向へ向かわせて地上天国を実現するのは、私たち一人一人の生き方に懸かっています。

その生き方とは人間の本質である霊を中心に生きて、その結果として利他性が発露されることです。もし利他性が発露されないとしたら、それは霊中心に生きていない証明です。

ただ問題は、自分が霊中心に生きているかどうかの判断がしにくいことです。

自分では霊中心に生きているつもりでも実際はどうなのだろう?と思うものですが、そこで私は「自分の愛がどこの誰に向いているか」を判断の目安にしてきました。

もちろん最初は家族・親戚・同僚・知人友人に向けられていました。それどころか自分との関わりが深いか浅いかでも愛の質や量を無意識に変えていました。

それは愛は愛でも利己愛です。利己愛そのものです。利他愛ならば自分と関わりがあるかどうかは問題ではないからです。

つまり無条件に愛するのが「利他愛」であり、関わりのある人だけを愛するのは利他愛ではなく「利己愛」ということです。

しかし「私の未熟な愛」も、ここにきてようやく進化し始ました。

それは「存在するから愛する、愛せずにいられないから愛する、愛する以外に方法がないから愛する」というシルバーバーチの言葉が心の奥底から実感・共感できたからです。

そして今、私は存在するだけで愛せます。愛せずにいられないのです。愛する以外に方法がないから愛する・・・まさにそれです。本当に本当にそうなのです。その通りなのです。

こうして「関わりがあるから愛する」という条件付きの愛から脱却し、存在物の全てを神の創造した大切なものとして愛せるようになりました。

人に対しては霊的兄弟姉妹・霊的同胞として愛せるようになり、私の未熟な愛はようやく「人類愛」へとわずかながら進化し始めました。

もちろんまだ不十分ですが、曲がりなりにも人類愛が持てるようになったのは、霊的真理から地上人類の人体構造を知ったからに他なりません。

それにより全人類は霊の絆で結ばれた霊的兄弟姉妹であり霊的同胞だと理解できたのです。

それゆえ霊的真理が全人類に行き渡ったならば、誰もが人類愛を持てるようになり地上天国が実現します。

反対に、霊的真理が行き渡らなければ、全人類を愛するという「人類愛」は途方もないことのように思えます。

やはり地球の運命は、真理にそって一人一人が生き方を変えることに懸かっているのです!!
それしかないのです!!

2020年11月16日