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【第63回】 2つの学び

始めにシルバーバーチの言葉を引用します。
地上には偉大な科学者、偉大な発明家、偉大な教育家と呼ばれている人が大勢いますが、実際はこちらの世界からの情報の媒体にすぎないのです。真理とか発明とかは地上に届けられればそれでよいのでして、誰がそれを伝達するかはどうでもよいことなのです。
いかなる経験にも必ず利得と損失とがあるものです。魂が浄化するほど霊的に向上していきます。しかし反面、それはその先にさらに向上しなければならない余地があることを知らされることでもあります。不満が増すことであり、それは、いわば、損失です。美的センスが鋭くなるほど醜いものに対する反応が大きくなります。高く上がるほど落差も大きくなります。
(霊性進化の道しるべ/199ページ)
ここから二つのことを学びました。
  • 地上人は媒体に過ぎない
    地上では、為した偉業は“その人の業績(手柄?)”として見ますが、シルバーバーチは単なる“情報の媒体”に過ぎないと言っています。
    となると、地上の情報の多くは霊界からもたらされていることになります。それは、科学・発明・教育・音楽などあらゆる分野に及ぶということであり、霊的真理だけが霊界からもたらされたのではないということです。
    こうした事実を前にすると私達地上人は謙虚にならざるを得ませんが、特にスピリチュアリストは、高級霊によってもたらされた神聖な霊的真理を扱わせていただくのですから、地上人の誰よりも謙虚になって、ひたすら高級霊の道具、神の兵士として一身を捧げなければなりません。
    間違っても江原啓之氏のように、スピリチュアリズムの名を語って売名するようなことがあってはならないのです。


  • いかなる体験にも利得と損失がある
    シルバーバーチは、向上すればするほど不満が増す、醜さに対しても過敏になると言っていますが、これは納得できます。
    なぜなら、霊的に向上すればするほど、自分の未熟さ・足りなさが分かり、もっと向上したいと思うようになるからです。それをシルバーバーチは、利得と損失という言葉で表現しています。
    高く上がれば上がるほど向上心が強まるのは利点、向上したいという不満が増すのは損失ということです。
    美的センスについても同じです。美的感覚が鋭くなれば醜いものに対して心を痛める度合いが大きくなるのは当然で、その落差は向上すればするほど大きくなるということです。

これをまとまると、
  • 地上世界は、霊界からの導きとインスピレーションによって営まれている。

  • 霊的向上と共に不満が増すが、それは善い不満である。醜いものに過敏になるのは美的感覚の向上によるので、悪いことではない。


2008年05月15日