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【第55回】 スピリチュアリストの役目

霊的真理の普及は、最高次元の人助けであることは、スピリチュアリストなら誰もが知っていますが、ニューズレター28号の【7ページの図】から、それがさらに明確になりました。(「心の道場」のサイトでご覧になる方は、【図2】を見てください)

図をご覧いただけば分かりますように、人間は、次の二つの要素から成り立っています。
  • 霊的要素=(霊・霊的意識・霊的生命体・霊体の素材)

  • 肉的要素=(本能・生命体・肉体の素材)
この中の霊的要素に働きかけるのが霊的真理の普及(スピリチュアリストの仕事)であり、肉的要素を支援するのが一般の奉仕活動(ボランティアの仕事)です。
すなわち、人助けには、2種類あるということです。そのどちらも “必要”である点においては同じですが、人間の本質が霊的存在であることを思えば、霊的要素へ働きかける真理の普及は、最高次元の人助けであることは言うまでもありません。

まして、人間は、「永遠の霊的進化の法則」 (ニューズレター28号参照) によって永遠に進化することが定められています。
その進化のために、地上にいる間に霊的真理に出合い、真理に適った生活をしていくことがいかに重要であるかは、スピリチュアリストなら周知のことです。そのお手伝いができるのは、私達スピリチュアリストをおいて他にはいません。また、人の霊性進化のお手伝いができることほど、価値ある仕事はありません。
よって、スピリチュアリストは、肉体次元の人助けに甘んじることなく、霊的要素の救いへと次元を高めていかなくてはならないのです。それについて、ニューズレター11号では、次のように述べています。
霊的真理を知りながら、それとは関連性のないボランティアをしたところで、霊的価値は持ち得ません。どんなことでも人のためなら良いというのは、いまだ真理を知らない人にとってのみ言えることなのです。
繰り返しになりますが、私達スピリチュアリストは、心がけ次第で “根源的・永続的救い” と “霊性進化のお手伝い” ができるのです。それはまた、霊的真理を手にした者の責務でもあります。
かの有名なマザーテレサでさえ果たせなかった霊的救いに携われる私達は、本当に幸せですが、ニューズレターの図は、それをさらに明確にしてくれました。

2008年09月15日