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【第40回】 心の道場のウェブサイト「シルバーバーチの歴史」を読んで気付いたこと

心の道場がウェブサイトに掲載している「人類の遺産―シルバーバーチの霊訓」中の「シルバーバーチの歴史」を読みました。
そこには、シルバーバーチ霊言の誕生から終焉までがコンパクトに綴られており、シルバーバーチの人類への思いがストレートに伝わってきて、私は今まで体験したことがないほど、強烈な使命感と道具意識を持つことができました。今回は、そのことについてお話したいと思います。

一番心を打たれたのは、シルバーバーチが戦火の激しい第2次世界大戦中にも一回も休まずに、通信を送り続けてくれたことです。
「困窮極める地上人類を放っておくことはできない。こういう時こそ慰めとなる真理が必要だ」という無私と自己犠牲を厭わないシルバーバーチの献身性に触れて、私は今まで感じたことがないほど強烈な使命感に燃え、霊界の道具として働きたいと強く思いました。
地上人類に自己犠牲と献身の尊さを説き続けたシルバーバーチ。そのシルバーバーチ自らが、良き手本を示してくれていたと気付いたとき、涙が止まらなくなりました。

それにしても、なぜ、今まで何度も霊訓を読んでいながら、道具としての意識が高まらなかったのかと自戒を込めて内省したところ、シルバーバーチの人類を救済しようという深い思いを、私が十分に理解していなかったことに気付きました。

つまり、霊訓を読むことと、道具としての意識が高まることとは別のものであり、霊訓をいくら読んでも「スピリチュアリズムへ貢献しよう。地上人類救済のために自分の人生を捧げよう」という思いにならなければ、霊訓を読んだ意味がないことが分かりました。
また、その思いを生涯持ち続けて、始めて霊訓に出合った意味があるのだと思いました。

それにしても、生半可な気持ちでスピリチュアリズムに係わっていたのでは、道具としての役目を果たさぬうちに、地上人生が終わってしまいますから、奮起して頑張らなくてはなりませんが、その点心の道場の皆さんは、以前からシルバーバーチの思いを真剣に受け止め、その思いにしっかりと応えていらっしゃいます。

それは「霊界の人々の誠意と熱意、自己犠牲と献身を、決して裏切るようなことをしてはならない―私たちは強く決意しました」(心の道場のウェブサイト/自己紹介文)という一文から窺うことができます。こうした決意ができて始めて、シルバーバーチの気持ちを理解したことになるのだと思います。

霊界が働いてくれているのは私達地上人類のためであり、誰のためでもないのですから、そのことをしっかりと認識して、霊界の道具として働いていきたいと、このサイトを読んで心を新たにしました。

2006年06月15日