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【第91回】 「思想2」から思うこと - 4

4回に亘り「思想2」の1章・2章からお話して参りましたが、最終回の今回は、2つの章から“驚嘆したこと”をお話いたします。

1. 人間創造の凄さに驚嘆!!

「神は68億の人間を創造するに当たり、一人一人をイメージし、それに沿って遺伝子を組んで誕生させた」と知ると、その余りの凄さにただただ驚嘆するばかりです。

愛の深さにおいて、能力の高さにおいて、その他の全てにおいて、人間の想像を遥かに越えた超偉大な意識の持ち主、それが神であり大霊なのです。

その神から分霊し誕生した私達は、正真正銘“神の子”です。私達は質において神と同質のものを内在しているのです。

考えること、愛すること、寛容すること、奉仕すること、協調し合うことにおいて、神と同質のものを持っているのです。

つまり“人間創造の凄さ”とは、神が人間を神ご自身に似せて造られたことにあると私は思います。神は分霊することで人間をご自身に似せたのです。
その神の願いはただ一つ、人間が努力することで神自身に似ていくこと(愛の顕現において似ていくこと)です。

であるなら、精一杯努力して神に似よう、近づこうと思います。

目指すは神!!相手に不足はありません。 頑張りたいと思います!!

2. 霊的要素の凄さに驚嘆!!

「人間には他の生命体にはない霊的要素がある」と知ると、人間は何と凄いものを神から授かったのかと驚嘆の思いに駆られます。

永遠の生命と、永遠の進化と、永遠の個別性と、一定範囲内の選択の自由と、高い知性と、言語能力が人間にあるのは、霊的要素があるからです。

人間を人間たらしめているのは霊的要素であり、人間らしさとは霊的要素を指していると私は思います。

ところで地球には200万種もの生命体が存在していると言われますが、それを霊的視点から分類すると、わずか2種類しか存在しないことが分かります。
霊的要素の有るものと、無いものに大別されるからです。

そして、この霊的要素こそが人間の特質なのです。

身体的には(生物学的には)、人間は哺乳動物によく似ています。いえむしろ同じだと言っても良いくらい似ています。
食べて寝て排泄し、セックスして子孫を残すという点では全く同じだからです。
ですが、霊的要素を授かったという点では全く違います。

霊的要素こそが“人間を人間たらしめている”のであり、霊的要素がなければ人間ではないのです。
人間から霊的要素を取り去ったら、ただの哺乳動物になり下がってしまうのです。
つまりは「人間−霊的要素=ただの哺乳動物」ということです。(笑)

それゆえ私達は、動物と見間違うような生き方をしてはならないのです。

霊的要素を授かった者として、広い霊的視野で、永遠を見て、高尚に生きなければならないのです。

まして地上で霊的要素を授かっているのは唯一人間だけですから、それを誇りに、明るく、気高く、生き生きと生きていきたいと思います。

2010年09月15日