霊訓との出合いから10年が経ち、この間に自分が一番変わったと思うのは“霊界への確固たる信頼”が持てたことです。
それによって“生粋の地上人”から、“地上人と霊界人のハーフ”へと進化？したことを私自身とても強く感じています。

“地上人と霊界人のハーフ”とは、地上にありながら霊界に軸足を置いて生きることですが、その利点は永遠から地上の出来事を見られることです。その結果……

起きることの全ては、霊界生活の準備になる。
全ての出来事は、魂成長のための教材であり、出来事に良いも悪いもなく、それを魂成長の糧にできるかどうかが重要だと得心するようになります。

こう得心することで、不安や恐れ、心配といったマイナスの感情が湧かなくなるばかりか、困難を乗り越える勇気が湧いてきます。

さらには「苦労は買ってでもしなさい！」と言われるのに、「買わずにタダ（無料）で苦労できるとは、何とありがたいことだろう！」と心から思えるようになります。
そしてさらに大きな視点から地上の出来事を見られるようになり、やがて……

すべては神の創造進化の計画の中で起きている。
人間にとってありがたくないことでも、神の創造進化に必要だから起きていると確信するようになります。
つまりは、霊界に軸足を置いて暮らすことにより、“神の創造計画への理解が深まる”ということです。

それが地上人生は自分のためにあるのではなく霊的同胞に尽くすためにあり、それがつまりは自分のためであり、神の創造計画に参画することであると理解することになるのです。

そうなると自分の身に降りかかる全てのことが甘受できるようになりますが、そのために必要なのが、“実在の世界・霊界”への強い信頼です。

もちろんそれより先に神と神の摂理への絶対信頼・信仰が必要ですが、霊界への強い信頼は、辛いことの多い地上人生を明るく照らし、生きる希望と勇気を与えてくれます。

それにしても自分がこんなにも、“目に見えない世界”を信頼できるなんて……
何かにつけて「霊界が主体なのだから！」と思えるなんて……
何が起きようと地上にいる間だけのことだと甘受できるなんて、まるで夢のよう……

人生は、まさにサプライズです。サプライズの連続です！！

摂理に適った生活が人間には何よりも重要だと理解するにも、霊界への強い信頼が必要です！！

霊界をもっともっと信頼して、霊的実りの多い霊的豊かな地上人生を送ってまいります。

（次回に続きます）

2011年06月15日