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【第95回】 「思想2」の3章から思うこと - 4
先回に続き“9つの摂理”の中からお話させていただきます。- 因果(カルマ)の法則
宇宙が因果の連鎖で運行されているように、私達の人生もまた因果の連鎖で営まれています。
今の苦しみは過去の結果であり、今の行為が原因となって未来を造る……それが人生であり、その連鎖は途切れることなく未来永劫つづきます。
悪果は“苦しみと霊的成長の停滞”となって表われ、善果は“喜びと霊的成長の促進”となって表われますが、最高の善因は人の霊的成長を促す“真理普及”であることは言うまでもありません。
“全人類へ向けての真理普及”は、地上人ができる“最高の善因”なのです。
霊主となって、ひたすら真理普及に励んでいれば、それが最高の善因となって最高の善果である“霊的成長と喜び”がもたらされるのです。
そしてそれができるのは、真理を手にしたスピリチュアリストだけです。
そう思うと真理を手にしたありがたさが一段と強く迫ってきます。
今年も精一杯、最高の善因善果のために頑張る覚悟です。 - 自己責任(自業自得)の法則
「自己責任」からは“氷のような冷たさ”を、「自業自得」からは“突き放されたような寂しさ”を感じます。
ですが、私達は神の子であり、ミニチュアの神なのです。死後個性を失う動物とは違うのです。
となれば神の子としてミニチュアの神として、自分の行為に責任を取るのは当然であり、自業自得にも納得します。
“個性ある知的存在”として生まれた私達は、動物にはない自由意志と、永遠の生命と、永遠の進化を授かっています。
これは最高の宝であり、これ以上はないという神からの最高の贈り物なのです。
となれば、動物には課せられない「自己責任」が課せられて当然だと思います。
私達人類はそれだけのものを神から授かっているのです。
「全ての責任は自分にある」……これは真理を活用する際にも言えます。
手にした真理を活用するもしないも、真理を自分に都合よく解釈しそれでよしとするのも、自分の利益や名声のために真理を使うのも(例えば江原浩之氏)、自己責任なのです。
こう理解すると、「自己責任の法則」を課せられないで済むような“霊的大人”の人間に成長したい!と強く思います。
(次回に続きます)
2011年01月15日