先回は“9つの摂理”の重要性と「永遠の霊的進化の法則」についてお話しましたが、残りの8つの摂理については今回から数回に分けてお話いたします。

• 霊優位（霊主肉従）の法則
  
  霊優位は“霊的人生の基本”であり、霊優位の状態で始めて霊的人生が歩めることはスピリチュアリストなら周知のことです。
  
  地上界に悲劇や不幸が蔓延しているのも、人類が霊優位で生きていないことが原因です。
  
  つまり霊優位は、地球浄化と地上天国招来に不可欠ということですが、それを先導するのは私達スピリチュアリストです。
  
  スピリチュアリストが霊優位の生き方の素晴らしさを人々に示すことで、一人でも多くの人が霊優位の生き方をすること……それが地上を天国にするのです。
  
  地上界は政治で変わるのではなく、霊優位の生き方をする人が増えることで変わっていくのです。
  それは名もない力もないこの私でも、地上界を変える力になり得るということです。頑張りたい！と思います。
  
  
• 利他性の法則
  
  “地上人に難しい利他性の発現も、霊界人には容易い”ことを知ると、改めて肉体の重さを感じます。
  
  地上生活に欠かせない肉体が、地上人生の目的である“利他性の発現”を難しくしているとは何とも皮肉なことですが、地上人生の価値は肉体の重さを克服して利他性を発現することにあるのです。
  
  であるなら、肉体の存在を忘れるほどの霊主となって、霊界人と見間違うほどに沢山の利他性を発現していきたい！と強く思います。



• 自由意志の法則
  
  自由意志による選択が摂理に適うものであれば霊的成長し、そうでなければ停滞することは、スピリチュアリストには周知のことですが、これを全人類が知ることが地上天国招来には不可欠だと私は思います。
  
  なぜなら人類が摂理に適う選択をしないことが、地上を地獄にしているからです。
  
  すなわち“地上天国”とは、“全人類が摂理に適う選択をする世界”のことをいうのです。
  
  地上界が天国になるもならないも、人類の自由意志の選択にかかっているのです。それは動植物の生命や環境にも大きな影響を与えます。
  
  人類の責任は重いのです。
  
  自由意志が与えられた責任を強く認識し、その責任を全うしたいと思います。

（次回に続きます）

2010年12月15日