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【第97回】 「思想2」の3章から思うこと - 6
先回に続き“9つの摂理”の中からお話させていただきます。- 自己犠牲の法則(対価の法則)
私は自己犠牲を、“利他愛のマックス”だと思っています。
なぜなら、自分を犠牲にして人に尽くすほど尊いことはなく、自己犠牲が多ければ多いほど摂理と一致した愛になるからです。
シルバーバーチの愛が崇高なのも、霊性が高いのも、自己犠牲が多いからです。
さて真理を手にした私達がもっとも自己犠牲を払うべきは、“全人類への真理普及”です。
シルバーバーチが、真理を下ろすのに自己犠牲を払ったように、
スピリチュアリズム普及会の皆様が、真理普及に自己犠牲を払っておられるように、
日本スピリチュアル・ヒーラーグループの皆様が、スピリットヒーリングに自己犠牲を払っておられるように、
私達もまた、真理普及に自己犠牲を払っていかなくてはならないのです。それが真理を知った者の義務なのです。
霊界の方々と地上の私達の自己犠牲なくして、人類救済は果たせないのです。
だから皆様、率先して自己犠牲を払ってまいりましょう!!それが最高の利他愛発現にもなるのです。
ところで皆様の中には、自己犠牲の尊さは理解できても、いざ実践となると「自分にはできない!無理だ!」と思われる方がおられるかもしれません。
しかし私達の多くは、家族の中で自己犠牲を体験しています。
もちろんそれは次元の低い自己犠牲ですが、それを全人類へと拡大すれば自己犠牲の次元は高まるのです。
家族を放っておけないと思うように、全人類を放っておけないと思うこと。それが自己犠牲の質を高めるのです。
シルバーバーチは、「大切なのは自分ではなく他人です」(シルバーバーチの新たなる啓示/47ページ)と言っていますが、これこそが“自己犠牲”の真髄だと私は思います。
“自分より他人を大切にする。その他人は今度は別の他人を大切にする”という、“自分より他人”の愛のサイクルが地上を浄化していくのです。
それはめぐりめぐって、自分が他人から大切にされることになるのです。自分で自分を大切にすることはないのです。
最後に、「続スピリチュアリズム入門」から引用します。
「家族のために自分を犠牲にしているというだけでは、本当に利他愛があるとは言えません。
人類のためなら大切な家族さえも犠牲にできるというときのみ、「真実の愛(利他愛)」が存在するようになるのです」
人類のためなら大切な家族さえも犠牲にできるというときのみ、「真実の愛(利他愛)」が存在するようになるのです」
(154ページ)
(次回に続きます)
2011年03月15日