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【第32回】 祈りの効用、ある日の祈りから

地上を学校、肉体をランドセルに例えたことで、朝の祈りに学校という言葉が入るようになりました。それに伴い次第に地上を学校として実感できるようになり、その結果、地上での一日一日をかけがえのないものとして有意義に送りたいと強く思うようになりました。祈りの効果は絶大です。

朝の祈り
神様、おはようございます。守護霊さま、指導霊の皆様おはようございます。只今、私は肉体を携えて地球学校に登校してきました。今日一日を、あなたがつくられた学校で学ばせていただけることに心から感謝申し上げます。

私の今日一日の行為が、学校の教育目標である滅私になって人の役に立つことからずれないように、さらに自分を役立たせるチャンスが一つでも多く与えられますようにお導きください。
また、いかに困難苦難が私に降りかかろうと、それはあなたから与えられた挑戦課題として喜んでお受けし、摂理に照らして対処し、必ずやり遂げる覚悟でおりますのでなんなりとお与え下さい。
しかし、もし、私一人の力で及ばないときは、守護霊様、やり遂げる力をお与えください。
そして、願わくはあなたとの絆をもっともっと自覚できますようお導きください。

いついかなるときも、あなたの愛に守られ導かれていることを思い、何事も恐れず、滅私になって利他愛実践の一日を送って参りますので、何とぞ見守りくださいますようお願い申し上げます。
それでは、今日という学びの機会をお与えいただいたことに感謝して、地球学校での一日を始めさせていただきます。つたない祈りに、耳を傾けてくださりありがとうございました。

就寝前の祈り
就寝前の祈りは「シルバーバーチの新たなる啓示」に述べられている内容に従って祈っています。

今日一日が地球学校で学ぶべきことに精進できたかどうかを省みて、できなかったところは明日の課題とし、その課題が明日は達成できますように、霊界に援助をお願いしてから下校(就寝)します。

次にシルバーバーチの言葉を引用します。
一日が終わって、これから一時的にその肉体を離れる(眠る)前に、今日一日のうちに人のために役立つ機会をいただいたことを大霊に感謝すると同時に、自分の行ったことに間違いがなかったことを祈ることです。
もしも明らかに間違っていたと思われることがあれば、もう一度やり直す機会をくださるようにお願いすることです。
(シルバーバーチの新たなる啓示/207ページ)
朝夕の祈りは、地上人生の目的を自覚する上にも、その日の行いが摂理に適ったものであったかどうかをチェックする上にも、欠かすことができない霊的行為ですが、私が祈りの言葉を色々と工夫するのは、自分とは肉体ではなく霊的存在であるということと、地上は一時的な逗留の場であることを何としても自分の心に深く自覚させたいからです。

自覚が薄いから、この世的なことに捉われ利己的になるのであり、自覚できれば無駄なことに時間を費やすことなく、地上でなすべきことに邁進できると思いますし、困難や苦難の意味をしっかり理解できれば、どんなことにも不安や恐れを抱かず積極的に取り組む意欲が湧くと思います。

シルバーバーチは、地上人生の目的の一つは霊的意識を覚醒させることであり、そこから霊的進化の階梯が始まると言っています。
ですから、私達は何としても、地上人生中に自力で自分を霊的覚醒させなければなりませんが、祈りはその霊的覚醒に大きな効果があります。さらに祈りは、心の中で祈るより言葉に出して祈る方が祈りの目的を果たす力をより多く賜るように思います。

シルバーバーチの言葉です。
なるべくなら言葉に出して祈った方がよろしい。その波動によってあなたが何を動機に祈っているのか、その意図が鮮明になるからです。
(最後の啓示/174ページ)
私達がいる地球は、人の役に立つことを学ぶ場であって、自分を物的に満足させる場ではないことを、心にしっかりと銘記できるようこれからも真剣に祈っていきたいと思います。

2006年02月12日