私達地上人が“霊力”を理解するのは難しいことですが、もし少しでも理解できたならば霊力に身を委ねて生きていけると思うのです。
そこで霊力について理解したことを少しお話したいと思います。

私が霊力に関心を持ったのは「シルバーバーチの霊訓 1」の前書きからです。

そこに書かれていた、“テーブルの振動”についてのわずか数行の記述が、真理に出会ったばかりの私に衝撃を与え霊力に関心を持たせたのです。以下はその記述の要約です。これは私が想像していたカタカタ、ブルブルと揺れ動くような振動とは全く違います。私の想像を遥かに越えてテーブルに生命が吹き込まれたのは、物質の力や物的なエネルギーでは到底起こりえないことであり、これこそが霊力なのだ！と私は驚嘆したのです。

それは目には見えないけれど霊力は確実に存在しているという証拠です。
その力が“シルバーバーチの交霊会”を支え、可能にし、次元の異なる2つの世界を結びつけ、霊的真理というかけがえのない“最高の宝”を地上世界にもたらしたのです。

さらに前書きには、バーバーネル氏が入神するときの記述があります。ここからも霊力の凄さを感じ取ることができます。入信談話という地上人には理解しがたい霊界通信を可能にしたのも霊力なのです。

霊力は神から発せられるエネルギーであり、それが全宇宙と全存在物を支え維持させているのです。霊力なくして霊界も物質界も存在しえないのです。

霊的存在者である私達人類は、その霊力をより多く取り入れることで霊的活力に満ちた生活が送れます。テーブルに生命を吹き込んだ霊力が人類を鼓舞させないはずがなく、霊主で利他愛発露へと人類を奮起させます。

その霊力を取り入れるには毎日欠かさず静寂な時間を持つことですが、私もこれまで以上に静寂な時間を多く持ち、霊力に身を委ねた生活（霊主・利他愛の生活）を送っていきたいと思います。

シルバーバーチは交霊会をテーブルの振動から始めなければならなかったことを残念がっていますが、それが霊力に関心を持たせ、霊力を理解する一助になったのです。不本意ながらテーブルの振動から交霊会を始めてくれた霊界に深く感謝いたします。

（次回につづきます）

2014年11月17日