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【第127回】 「シルバーバーチの霊訓」はなぜ凄い - 15

今回は“正しい神観”を持つことの大切さと、“正しい神観”を持ってこそ人類は幸せになれることをお話したいと思います。

“宗教といえば神、神といえば宗教”というほど神と宗教は密接な関係にありますが、地上宗教の全てが間違っているのは、その肝心な神観が間違っているからです。それが祈りや信仰を間違ったものにし人類を不幸にしてきたのですが、これまで人類はこうした間違った様々な神々を祀り上げてきました。

それにより地上界には様々な神が存在し、そのイメージも地域によってマチマチですが、その全てを信じられなかった私が、唯一信じられたのは“シルバーバーチの神観”でした。

その神観は、私が分からないながらも思い描いてきた神観と似ていた上に、私が長年抱いていた疑問の数々を解き明かしてくれたのです。

子供の頃に聞いて以来忘れられない「窓辺にスズメが来たら、神の化身と思いなさい」という言葉の真意、

「人はごまかせても、自分はごまかせない」という自分の内なる声、

「惑星の規則正しい運行には、大いなる存在が関係しているに違いない」という確信に似た思い、

「人間はなぜ同じ場面で感動するのか?」という当たり前でありながら解けない疑問、

「自分は今宇宙のどこにいて、どこへ向かおうとしているのか?」という途轍もなく大きな謎、

それら全てを“シルバーバーチの神観”は解き明かしてくれたのです。

「神の化身」とは、万物に宿る“大霊としての神”で理解できますし、「自分をごまかせない」のは、人間には“創造主としての神”の分霊・ミニチュアの神が宿っているからです。

「惑星の規則正しい運行」は、“摂理の神”の働きで理解できますし、「同じ場面で感動する」のは、“愛の始原としての神”が人間同士を結びつけているからです。

「どこへ向かおうとしているのか」は、“究極の目標である神”へ向かっているのであり、全人類はその仲間、霊的同胞なのです。

こうしてこれまで曖昧模糊としていて何がなんだかさっぱり分からなかった神の姿が一気に明瞭になったのですが、それは「スピリチュアリズム普及会」のお陰でもあります。

なぜなら「普及会」が“シルバーバーチの神観”を多面的かつ包括的に解説してくださっていなければ、とてもじゃないけどこれほど明瞭に理解できなかったと思うからです。

“神を正しく知る”ことは、自分の存在の源を正しく知ることであり、神を正しく知ってこそ自分の存在を正しく知ることができるのです。

毎日の祈りは、自らの存在の源である神へ敬意を払うと同時に畏敬の念を新たにする行為であり、その霊的行為が神と人間の絆を強固にし、神と神の摂理への信仰を揺るぎないものにし、それが真理実践への意欲になるのです。

つまり“正しい神観”は、人間が正しく生きていく上に必要不可欠ということですが、その“正しい神観”を人類史上初めて示してくれたのがシルバーバーチなのです。

「シルバーバーチの霊訓」は、やはり凄い!です。

2013年09月13日