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【第35回】 古代霊シルバーバーチ「最後の啓示」一章「ムーア夫妻とテスター夫妻への賛辞」から思うこと

「最後の啓示」の一章には、ムーア夫妻邸で行われた交霊会でシルバーバーチが夫妻へ送った賛辞が述べられていますが、その内容に私は深い感銘を受けました。
そこには、読書会を自宅で開催している私が目標とすべき事柄が、余すところなく語られているように思いました。また、読書会の会場である自宅を、ムーア夫妻邸のような霊的光りを放つ灯台にしていきたいと思いました。

次に感銘を受けた箇所の全文を掲載します。少々長文になりますが、その全てが読書会に通じる大切な内容なので、全文を掲載させていただきます。そして今回は、そこから鼓舞されたこと、決意したことについてお話したいと思います。
本日は、こうしてお二人の新居をお訪ねして、霊界からの私の愛と挨拶の言葉をお届けすることになって、本当にうれしく思います。
(中略)
家というのは、それを構築している物質のみで出来上がっているのではないことを、まず銘記していただきたいと思います。本当の意味の家とは、一定の位置を持つ場所であると同時に、そこに住まう者の精神が調和して、より高い生命の界層からの影響力を受けられる状態でないといけません。

そういう状態であってはじめて、その家に「霊の宮」ができたことになります。顕と幽の二つの世界を隔てる障壁が取り除かれ、邪魔者が排除され、両者が一体となります。もとより、あなた方の目には見えず耳にも聞こえませんが、そこには、全ての束縛(物的カルマ)から解放された、光り輝く存在が常に存在して、地上界からの要請に応じております。

お二人のお家もまさにその一つです。この家でこの私に献納の言葉を述べることを要請なさったということは、ここに集われる方にとって、この家が聖別された神聖な場所であることを心に掛けていただきたいということでしょう。

たしかにここは、霊と物質とが接する場であり、私どもの世界から派遣された者が訪れて、あなた方を通して、闇の中にいる人々に光りを見い出させてあげるための仕事をする場所です。
一般の家とは異なるということです。もちろんお二人にも人間としての日常生活があります。が、それだけではなく、霊力が顕現する場でもあるということです。

霊の灯台として、道に迷い疲れ果てた旅人に光りを照らしてあげ、憩いの場、休らいの場を与えてあげることです。彼らは霊的に生き返り、自分がこの世で成すべきことを鮮明に理解して、再び人生の荒波へと乗り出して行きます。これを本当の意味での献身というのです。

お二人が今後とも霊による援助を実感され、この家においてお二人が使命を完了するように、常に背後から守護し導いていることを知っていただきたいと思います。
(最後の啓示/16ページ)
なんと励みになる一文でしょう。この一文によって私は、読書会と貢献への意欲が一段と強まりました。
もとより、私にはムーア夫妻ほどの力がないので、大した貢献はできませんが、自宅を読書会の会場に使っていただいている上に、会の進行役まで務めさせていただいているのですから、その責任を果たさなくてはなりません。

そのためには、まずは、ここに住まう私達家族がしっかりとした自覚を持って調和のとれた生活をし、自宅を光り輝く存在が常駐してくれるような状態にしていくことだと思いました。

さらに、ここに述べられているような本当の意味での献身をするには、読書会に参加される皆さんと一丸となって物的障壁を取り除き、より高い世界からの支援が得られる霊的灯台としての読書会にしていかなくてはならないと思いました。
また、霊界はそうした質の高い読書会を望んでいるのだと思いました。

質の高い読書会であれば、読書会そのものが地上に霊力を下ろす通路(チャンネル)になり得ますし、そうなってはじめて読書会の役目を果たしたことになるので、その役目を果たすべく努力していく覚悟です。

シルバーバーチのムーア夫妻への賛辞は、私に道具としての自覚と灯台づくりへの意欲を持たせてくれました。日本をはじめ世界各地に霊の灯台としての読書会ができ、そこに大勢の人が集い、地上人生に光りと喜びを見い出すようになったら、地上は天国へと様変わりすることでしょう。そのためにも読書会を充実させたいと思いました。

2006年03月15日