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【第146回】シルバーバーチの霊訓」はなぜ凄い - 34
前回に続き“霊力と必需品”の関係についてお話いたします。
始めにシルバーバーチの言葉を引用します。
私たちには皆さんの霊的な必需品、精神的必需品、および物質的必需品は先刻承知しております。その時点においてぜひとも必要とみたものは必ず用意してあげます。ただし、それは私たち霊界側の法則にのっとって私たちの判断でタイミングを計って行います。人間界の都合に合わせて行うわけにはいかないのです。
(中略)
霊力をいつ行使するのが適切かの判断は、あなたがた人間にはできません。すべて当人の魂の発達程度によって決められるのです。
ここから分かることは、いかなる必需品もそれを授かるにはタイミングがあり、それは霊界側の法則にのっとって適切な判断のもとに行なわれることと、すべては人間の霊的発達程度で決まることです。(中略)
霊力をいつ行使するのが適切かの判断は、あなたがた人間にはできません。すべて当人の魂の発達程度によって決められるのです。
(霊訓11/30ページ)
それは“授かりたくても授からない場合がある”ということですが、授かるための条件は以下の通りです。
霊は、平静さと自信と受容性の中ではじめて伸び伸びと成長します。日々の生活に必要なものすべてが供給されます。物的必需品のすべてが揃います。
また、シルバーバーチはこうも述べています。(到来/197ページ)
私も今では現代社会ならびにそこでの生活の仕組みをよく知っております。時には(生活費など)物的なものが手に入るよう、ある程度の物的法則を操作しなければならなかったこともあります。
(霊訓11/50ページ)
このサークルの方なら、必要とあらば私たちが物質を操ることができることをご存知です。
ああ、高級霊とは何と凄い存在なのでしょうか!!(霊訓11/132ページ)
必要とあれば物的法則さえ操作するとはただただ驚くばかりですが、そのためには人間側がこの世の煩悩に負けていてはならないのです。その箇所を引用します。
私が申し上げているのは、そうしたこと(物的生活に関わること)を悩みのタネとしてはいけないということです。
(霊訓11/50ページ)
ご自分の人間性から人間的煩悩をすべてご法度にするくらいでないといけません。
ここで以上をまとめます。(最後の啓示/195ページ)
いかなる必需品もそれを授かるには、地上的概念や間違った宗教教義、人間的煩悩などを全て捨て去り、平静と自信の中で、受容性を持って伸び伸びと生きなければならないのです。
しかし人間は未熟ゆえに間違った宗教を信じ、この世的概念に縛られ様々な煩悩を持ちます。
それは真理を知った私達も同じです。摂理一致への努力をしながらも、その一方で地上的概念が捨て切れず煩悩に負けてしまうことがあるからです。
それでも私は諦めず焦らずに、摂理一致への努力をし続けよう!と思います。
なぜならそれが霊的成長への唯一の道であると同時に、唯一神が嘉納されることだからです。またそれが必需品を授かることにもなるのです。
最後にシルバーバーチの言葉を引用します。
全生命の原動力であり、全存在の大始源である霊は、あなたの地上生活において必要なものを、すべて供給してくれます。
(到来/196ページ)
2015年12月15日