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【第88回】 「思想2」から思うこと - 1

「思想2」の1・2章─心の道場のサイト─からは、神と摂理について詳しく知ることができます。中でも今の地上人類に最も必要なのは、
  • 全人類が統一した神観を持つこと
  • 摂理の神について、正しく理解すること(摂理は神の重要な一側面)

だと知ったことは、大変意義があります。

なぜなら地上界の混乱の原因は、一つには人類が間違った宗教による、バラバラの神観を持っていること、もう一つには人類が摂理の働きの完璧性を知らないことにあると思うからです。

ですから人類がこの2つをクリアしたなら、地上界は必ず善くなる、平和になると私は信じます。

世界には、三大宗教(キリスト教、イスラム教、仏教)以外にも、沢山の宗教があります。一説には7000〜8000、いえそれ以上あると言われています。日本にも6000以上もの宗教法人があるそうです。

となれば信者数は相当な数にのぼります。一方無宗教者も11億人いるそうですが、それでも無宗教者より宗教にかかわりを持つ人の方が圧倒的に多いのは確かです。

各宗教にはそれぞれに教祖がいて、それぞれに神を崇め、信者には教義に忠実であることを求めます。
そして、どの宗教も自分の宗教の正当性を主張します。となれば争いが起きても不思議ではありません。

人を救うべき宗教が争いの源になるのは、地上宗教が間違っているからです。本物でないから争いが起きるのです。

スピリチュアリズムでは、神と神の摂理を唯一の信仰対象とし、人のために己を役立てることが宗教だと説きます。

何と単純明快な“教え”なのかと驚きますが、これこそが本物の証です。いえ、これ以外に本物の宗教があるはずがありません。

悪の行為を自制し、善の行為に積極的になるには、唯一絶対の神と摂理の完璧性を信じることが必要なのです。

神と神の摂理を信仰するところに、一切の争い、僅かないがみ合いも起きません。

だからこそ、統一した神観を持つこと、摂理の神について知ることが今の人類には必要なのです。そのためには、“真理の普及”が不可欠です。

最後に「思想2」から抜粋します。
スピリチュアリズムでは霊的真理を通して、地上人に「真実の神の理解(理論的認識)」を促します。基本的な神観が一致しないかぎり、霊界主導の地球人類救済計画を進めることはできないからです。
(1-4)
まさに地球人類は“スピリチュアリズム”を通してもたらされた「真実の神観」によって、初めて「本物の神信仰の道」を歩み出せるようになりました。
(1-6)
地球人類が救済されるためには、何よりもまず神に対する正しい理解が必要となります。
(中略)
日常生活における「真実の神信仰の実践」が、次の目標・課題となるのです。
(中略)
正しい神観に基づく神信仰の確立は、高級霊を手本として進められていきます。
(1-8)
“スピリチュアリズム”とは……地球人類に霊界人の神信仰を伝え、その正しい神信仰を地上に確立しようとする「宗教革命」なのです。
(1-8)
(次回に続きます)

2010年06月15日