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【第7回】 霊訓を読んで一番驚いたこと - 2

霊訓は、たとえ一節でも人の意識を大きく変える力があります。感銘する箇所が多ければ多いほど、深く感銘すればするほど意識を大きく変えることができます。今回はそれについてお話したいと思います。
  • 地球の様々な問題は、真理普及によってすべて解決する
    人類が抱えている様々な問題の原因は、人類の霊性の低さにあることを霊的真理から知り衝撃を受けました。なぜなら、これまで私は、問題ごとに原因があると考えていたからです。全ての問題は霊性の低さというたった一つに起因するのです。

    さらに霊訓はその解決法も述べてくれています。地上の病巣の原因とその治療法を同時に示しているのです。ですから、私は原因が取り除かれれば山積している問題の多くが一気に根本から解決するのも夢ではないと思いました。希望が湧いてきて、人類救済のために霊界と共に働きたいと強く思うようになりました。

    それは病気に立ち向かう人の気持ちと同じように思います。人は病名が分からない時は不安ですが、ひとたび病名が分かれば医師の立てた治療方針に従い、医師と共に治療に専念しようという力が湧いてくるものです。

    しかし、これまでも心ある人々は病巣を取り除くことに力を尽くしてきました。けれども人類が行なう治療は応急的なものでしかなく、根本的な解決には至りませんでした。

    心ある人の代表はマザー・テレサですが、真理を知らないためにマザー・テレサには根本的な救済ができませんでした。しかし霊的真理が下ろされた以上、その救済は応急的なものではなく、根本的救済、根本的解決になります。


  • 意識が変わった分だけ霊的視野が広がる
    意識が改革された事で、私は人に対する見方と物に対する捉え方が大きく変わりました。全てを霊的視野で見ることで、人の良からぬ行為に遭遇しても、その人は只今学習中であると考えるようになりました。勿論悪や不正に対して鈍感になった訳ではありません。

    真実を知ったことで、心にゆとりができて、何事にも動じなくなったのです。眼の前の物的障害物が取り除かれ、大きな視野で物事が見られるようになったことを大変嬉しく思います。


  • 霊界から見る地球は霊的保育園
    霊界人は地球と地上人をどのように見ているのか、と考えると、決まって保育園がイメージできます。地球全体が保育園のように映るのです。

    モノを奪い合う私達は、霊界から見たら玩具を取り合う園児と一緒です。幼い園児の姿はまさに今の地上人の姿です。霊界では当たり前の互助と利他愛が、地上人にはできません。地上人類は利他愛という霊界のルールを身に付けるために地球に来ている霊的園児・霊的子供なのです。勿論この私も園児であり子供です。


  • もしも地球より進化の進んだ惑星に生まれていたら…
    家族とこんな話をした事があります。「地球より霊性の進化した星に生まれていたらどうだっただろうか」と……

    「戦争やテロを嘆く事もなければ、飢餓に心を痛める事もなく、利他愛に満ちた穏やかな一生を送れたのではないか」というのが私の考えです。これに対して家族は「進化した星には霊性の高い霊が住んでいるので、霊性の低い自分が今のままでそこに住むのは惨め」という意見でした。

    霊性の低い自分を哀れに思う霊達に取り囲まれて暮らすのは居たたまれない。地球がいくら混乱していても自分の霊性に見合っているのだから、どんなに辛く苦しい思いをしても、ここで皆と一緒に頑張って霊的成長をしていく方が良い、と言います。それに周りが高い霊だと何をしても許されてしまうので、自分の霊的成長が遅れるとも申します。

    私はそれは一理あると思いました。進化した星は、徹底した利他愛の世界です。自分の未熟性が今よりもっと浮き彫りになります。それは恥ずかしいので御免こうむりたいと思います。未熟な私が霊性進化をなしていくには、地球が一番適しています。ここで頑張って霊的成長したいと思います。

私の意識をこれ程までに変えた霊訓の素晴らしさを再認識したことで、改めて真理普及への意欲が高まりました。頑張りたいと思います。

2004年11月04日