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【第36回】 スピリチュアリズムサークル「心の道場」の紹介文を読んで思うこと

心の道場がウェブサイト上で自己紹介をしています。そこには、スピリチュアリズムに対するサークルとしての考え方や姿勢、サークル発足から現在に至るまでの過程と活動内容が述べられていますが、私は心の道場の皆さんの余りの純粋さに涙がこぼれました。

自己紹介文とはいえ、そこにはスピリチュアリズムを普及していく上に欠かせないことが沢山語られており、これから本腰を入れてスピリチュアリズムに貢献していきたいと思っている私には、守らなければならないこと、手本にしなくてはならないことばかりで大変勉強になりました。
それを要約したら次の3項目になりました。
  • 霊的真理は、無垢のままの状態で伝えていく。周りの状況に左右されることなく、いついかなる時も真理は死守する。が、しかし、

  • 組織やサークルには固執しない。苦労して作り上げた組織やサークルでも、地上での役目が終われば自然消滅でよしとする。さらに、

  • 普及においては人智を尽くし努力する。が、頑張り過ぎない(ガムシャラにならない)焦らない。諦めない。霊界主導であることを忘れない。スピリチュアリストは神の道具として使っていただくだけで十分。自分の名誉は求めない。捨石でよいという謙虚さを終生持ち続ける。

さらに私が、心の道場の皆さんから学ばせていただいたことは、地上人でも霊的同胞意識は持てるということと、真理を実践すればより大きな自由が得られるということです。
スピリチュアリズムは、ややもすると禁欲とか修養といった堅苦しい面ばかりが強調されがちですが、スピリチュアリズムの本質は地上人類を自由にするためのものであり、地上的束縛からの解放であることがよく分かりました。

また、普及に際しては、地上の宗教のような大きな組織は必要ないことを知りました。
霊界主導でなされる霊的真理の普及は、人間の力による組織的な布教を必要とせず、少人数の奉仕グループ等によって地道に広まっていくものなので、私も将来的には小さな奉仕グループを作り、霊界の導きに従いながら普及していきたいと思います。

その際忘れてならないのは、主役はあくまで霊界であり私達は霊界の道具に過ぎないということと、霊的成長はどこまでも個人の問題であるという2点です。
ですから、霊的真理は相手に手渡したらそれでおしまい。それ以上踏み込まない。あとのことはこちらが関与することではないという霊的真理普及の大原則を、心の道場の皆さんのようにしっかり守って普及していきたいと思います。

霊的真理に出合えた私達でも、こと実践となると困難を極めるのが実情ですが、それを心の道場の皆さんは心一つで実践できることを見せてくれています。霊的真理が羅針盤なら、心の道場の皆さんはその羅針盤を実際に使って航行している航海士です。

今に至るまでの道程は試行錯誤、紆余曲折であっても、実践すれば必ず結果が出ることも教えてくれました。その反面、実践しなければ霊的新生は叶わないことも教えてくれています。
心の道場の皆さんはまさにスピリチュアリズム実践の生きた手本です。

紹介文の全体を通して感じたことは、徹底した自己犠牲と霊的同胞主義、それに本物の利他愛ですが、その根底には、真理への絶対信頼・絶対信仰があることを強く感じました。それがあるが故に、これほど素晴らしい貢献ができるのだと思います。

紹介文から私は実践と普及への意欲を触発されました。これからは、高級霊の苦労に報いるためにも、自分の地上人生に悔いを残さないためにも、一つ一つ着実に実践していきたいと思います。

2006年04月01日