今回はバイブレーションに関する4つの事柄について考えてみます。

地上界と霊界は近い存在
私達は物質界にいると同時に霊界にもいます。それを可能にしているのは、地上人がバイブレーションの違う2つの体・肉体と霊体を持っているからですが、それは両界がごく近くにある証明のように思います。

つまり霊界は一般に考えられているような遠い存在ではなく近い存在ということですが、地上の感覚で近いということではありません。霊の住む場所としてどちらも変わらない。死んでも睡眠中に毎晩訪れていた所へ行くだけで、特別な所へ行くわけではない、という意味で近いのです。

身近な霊界や霊が見えないのはなぜ？　
バイブレーションが違えば見えるもの聞こえるものが違ってきます。肉眼には物質界のもの・物的なものしか見えませんし、霊眼には霊界のもの・霊的なものしか見えません。
ですから地上人に霊界や霊が見えないのは当然なのです。反対に霊界人には、人間の物的身体(肉体)は見えず霊体だけが見えます。

その見えない霊界と霊を身近なものにするには、霊的真理を深く理解し実践することと、静かで受身の時間を日々持つことです。それにより霊的感性が磨かれ、霊界も霊も身近なものになります。

霊体に地上的食事は不要
シルバーバーチは、 と言っています。
つまり肉体には物的エネルギーが、霊体には霊的エネルギーが必要ということです。ここからも両界のバイブレーションの違いがよく理解できます。

思念がバイブレーションをこしらえる
シルバーバーチは、 と言っています。

思念がバイブレーションをこしらえるとは驚きますが、そうであれば思念を常に摂理に適うものにし、善いバイブレーションをこしらえて、高級霊との絆をより強固にしたいと思います。


4回にわたりバイブレーションについて見てきましたが、その中で思ったことは、“見えないものは存在しないという考えは、霊的無知以外の何ものでもない”ということと、“真理を知ると人生が豊かになる”ということです。

宇宙にはバイブレーションの異なる界層が無数にあり、そこには多くの霊がいて地上人を援助せんと待機していますが、それを知ると知らないとでは人生の豊かさに大きな差が出ます。
なぜなら霊に導かれての人生は、霊的成長という目的に向かって無駄のない歩みができるからです。それは一人で歩む人生の何倍も何十倍も何百倍も効率的で価値ある人生となります。

残り少ない地上人生ですが、守護霊と高級霊に導かれながら、霊的楽天性に富んだ心豊かな人生を送っていきたいと思います。
最後にシルバーバーチの言葉を引用します。
2010年01月15日