私は小学生の頃から、人生にいくら考えても理解できない側面を感じていました。
何のために生まれてきたのか。
結局のところ死んでしまうのに、生きる意味があるのか。
そもそも自分とは何者なのか。
死んだらどうなるのか。
つまり、人生の目的・生きる意味・自分とは何者か・死んだ後どうなるのかが全く分からず、それを知るために、私は精神世界の本や宗教書を読み漁り、多くのセミナーに参加しました。さらにサイババに答えを求めてインドへ行ったり、東京目黒のサイババ教会にも足げく通いましたが、期待していた答えは得られませんでした。
常に、何か一つでも分かるかもしれないという期待を抱いて様々な事をやってみましたが、心から得心するには至りませんでした。
それでも探求を続けるうちに、少しずつではありますが、自分なりの回答を見い出せるようになりました。生まれてきた意味は、地上での体験を通して小さな魂を大きくしてあの世へ帰る事であり、自分とは肉体ではなく魂である事を理解し始めました。
しかし所詮はこの程度の理解ですから、人生への確信を持つに至る事はなく、私を得心させてくれる本に出会いたい一心で、都心の大きな書店に幾度も足を運びました。しかしその度に落胆し、虚しさは募るばかりでした。何としても心の虚しさを埋めたい一念で、読むに足らない本を随分と買い込んだものです。
そんな折、私は知人から「あるサイトに凄い事が書かれているけれどそれが確かなものか確認して欲しい」と言われました。それが、忘れもしない日本スピリチュアリズムサークル「心の道場」との出会いでした。
そのサイトで、私は自分が求め続けてきた本がこの世に実際に存在している事を知り、大きな衝撃を受けました。やっぱりあったというその時の驚きと感動は、今でも鮮明に覚えています。その本こそがシルバーバーチの霊訓です。
そこには、私が薄々気付いていた事や、自分では全く分からなかった死後の世界の事が全て集約して書かれていました。長年分からなかった事が解き明かされた時の喜びと感激は、到底言葉では言い尽くせるものではありませんが、人生最大の感動となりました。しかし同時に「なぜ今の今まで出会えなかったのか」という事と、「なぜ大きな書店にこのような本が置いていないのか」ということに深い疑問を感じました。今でも多くの書店で扱われているのは、霊訓そのものではなく霊訓もどきの書籍ばかりで、とても残念に思います。
それからの数ヶ月は、二十冊近いシルバーバーチの霊訓のすべてをむさぼるように読み続け、魂の飢えを一気に満たしながら人生への確信を募らせていきました。平行して、ニューズレター(心の道場発行)を読み、霊訓の理解を一層深めました。ニューズレターには、訓えを忠実に実践する為の具体的方法が詳細に述べられていますので、私は幸いにも比較的短期間に霊訓のアウトラインをつかむ事ができたのです。
霊訓によって、私は無知による苦しみから解放されました。そればかりか、宇宙のどこに自分がいてどこへ向かおうとしているのかを理解するようになりました。「広大な宇宙に自分が存在する意味」、これが分かるにつれて、地上でなすべき事の優先順位が明確になりました。当然の事ながら、本を買い漁る事もなくなりました。
今では、シルバーバーチの霊訓を繰り返し繰り返し読む事が私の日課となり、楽しみとなっています。読めば読むほどに理解が深まり、そのつど新たな訓えを賜り、それによって知識が増えるのですから、楽しくて仕方がありません。
人類にとって、シルバーバーチの霊訓は現段階では最高の訓えです。人々に「人生において何が最も重要か」を教え、最も価値ある生き方を指し示しているのは、シルバーバーチの霊訓の他にないからです。この訓えを深く理解し守りさえすれば、手応えのある力強い人生を歩む事ができます。シルバーバーチの霊訓は、まさに全人類の指針です。
私をここまで得心させたシルバーバーチの霊訓の真の価値を広く世にひろめる事が、今、私の唯一の願いです。その為には、今後の人生のすべてを捧げる覚悟です。それが先に知った者の努めであり、私の喜びでもあります。