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【第92回】 「思想2」の3章から思うこと - 1

3章に書かれている“霊的成長を決定する9つの摂理”は、スピリチュアリストには馴染みの深いものばかりです。

私も真理に出合って以来、少しずつ摂理が馴染み深いものとなり生活の中心に置かれるようになりました。

が、それは“真理に出合うという幸運”に与ったからであって、多くの人は摂理があることすら知りません。

ですから「因果の法則」についても知りません。因果応報、因果関係、因果律という言葉は知っていても、それがよもや人間の心の世界にも適用するとは思いもしません。

それが何を考え何を思おうと、勝手だ!自由だ!となるのです。

確かに私達は自由です。が、自由意志による行為の一つ一つには「因果の法則」が厳然と働きます。

その法則は、政治家の国を動かすほどの大きな行為にも、庶民の日常の小さな行為にも、数学的正確さをもって働きます。
つまり「自由」と「因果の法則」はセットであり、自由意志で行った行為の一つ一つには賞罰が下るということです。

この「自由意志と因果の法則の関係」を知ることに加え、自分が行った行為の責任は全て自分がとる。誰かが代わってくれることは万が一にもない。それを知ることが、今の地上人には必要だと私は思います。

すなわち悪いことには悪い結果が、善いことには善い結果が出る、自分の行為の結果は全て自分にかかってくる(全ての責任は自分にある)、この単純明快な事実を知ることが重要ということです。

そうなれば地上に蔓延する悲劇と不幸は、全人類の摂理違反の結果であると誰もが気づくはずです。
と同時に人類が摂理に適う生き方をすれば、それが善因となって地上天国という善果が得られることにも気づくはずです。


さて私達スピリチュアリストは、人類に先駆けて霊的法則(霊的真理)を知った数少ない者達です。

他人がどうであれ私達は、摂理に適う生き方をしなければならないのです。それは最高の恩恵に浴した者の責務です。

霊的成長とはほど遠い無意味な地上人生を送る人が多い中で、唯一スピリチュアリストは地上最高の生き方(摂理に適う生き方)ができる立場にいるのです。
霊的成長と地球浄化に貢献できる恩恵に浴しているのです。

その恩恵に感謝し最高に価値ある地上人生を送っていきたいと思います。
恩恵は活用してこそ恩恵になるのです。何としても頑張りたいと思います。
(次回に続きます)

2010年10月15日