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【第163回】スピリチュアリズムの創造論が素晴らしいのは……

スピリチュアリズムの創造論が素晴らしいのは、神への畏敬の念と思慕の思いがふつふつと湧き上がると同時に、神が創造された万物の全てに愛の思いが持てることです。

とは言え創造論は壮大すぎて全てを理解することは到底できません。しかし、ざっくりと理解するだけでも神と万物への愛念が湧いてきます。そして以下は私が創造論から理解したことです。

神は宇宙創世にあたり、物質素材から様々な物質をつくり物質界とし、そののち生命素材から様々な生命体をつくり生命界としました。

今でこそ地球は物質と生命に溢れていますが、ここに至るには摂理を駆使した神の創造作業があり、その最終段階に至って霊的素材(霊の大海)から霊的要素(神の分霊)を取り出し生命体と合体させて“霊的存在”の人間を誕生させたのです。

それは、永遠の生命を授かった“神の子”として、“神の御心を顕現できる地上唯一の生命体”として人間を誕生させるには、過去から現在の絶え間ない神の創造活動があったということです。

その結果人間は、創造活動の最高傑作、最高次元の被造物、最高次元の生命体となったのです。それをまとめると、こうなります。

1)神の御心を顕現できる生命体は人間のみ
2)神は人間を神の意思を顕現できる分身とした
3)神と人間は“他に類のない特殊な関係”にある

特殊な関係とは“宇宙の創造活動に参画できる関係”のことです。

そして今ようやく人類は、霊的真理から神の正しい姿を知り、神の代理者として自覚を持ち始めましたが、この自覚が人類に、他の生命体と愛の関係を築かせるとともに、共存共栄の世界実現へ向かわせます。

そして私は思います……
200万種もの生命体を創造しただけでなく、固体の一つ一つもイメージして創られた神の深くて大きな愛に応えるには、神のつくられた存在物の全てを神のように、神の如く愛することだと。それ以外にはないと。

路傍の名も知らない小さな花にも、神の愛はびっしりと詰まっているのです。
なのに、意識ある動物を食料にしてしまう人間の未熟さにはただただ唖然としますが、こうした思いに至れるのも、気付かされるのも“スピリチュアリズムの創造論の素晴らしさ”だと私は思います。

ダーウィンの進化論や、ネオ・ダーウィニズム説の唯物論的進化論からは決して至れなかった“意識の広がり”を今私は強く感じています!!

2018年02月15日