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【ニューズレター48号から思うこと - 3】 

先回に続いて二ューズレター48号から学んだこと・思ったことを、本文を引用しながらお話させていただきます。
地上人類の多くが、利己愛と自己中心的な思いに支配され、心の中に恐れや虚しさ・孤独感といったマイナスの感情を溜め込んでいます。
(中略) 
そうは言っても、地上人であれば必ずマイナスの感情を持つようになるというわけではありません。努力いかんでは避けられるものです。心の中から唯物的な思いを拭い去って霊的意識を持ち続ける努力をし、利他愛が心を占めるように努めるなら「マイナスの感情(心のカルマ)」を持たずにすむのです。
(NL48号/20ページ)
ここから分かるのは、マイナス感情は肉主霊従で持つのであり、霊主肉従では持たないことです。それは、心は本能的思いで支配させてはならない。霊的思い(利他愛)で常に満たしておかなくてはならないということです。が、それは当然だと思います。

なぜなら人間は神から分霊された神の子だからです。人間は根源(親)である神の心(利他性)から離れてはならないのです。
それゆえ神の心から離れる(利己的になる)と、恐れや虚しさ、孤独感が襲ってきて離れたことを知らせるのです。

つまりマイナス感情は、神と離れたことの指標であり、証であり、警告ということです。
カルマには今回の地上人生でつくったもの以外に前世でつくったものがあり、それが今回の地上人生に持ち越されている場合があるということです。
(NL48号/26ページ)
前世のカルマが今世に持ち越されると聞いても、一般の人は信じられないでしょう。しかし真理を知っている私達は信じられます。

なぜなら前世と今世ではパーソナリティーは違っても、インジビジュアリティーは同じだからです。

“再生しても霊(インジビジュアリティー)は同じ”となれば、前世の摂理違反が今世の病気の原因になっても、何の不思議もありません。それどころかむしろ納得です。
前世であろうが今世であろうが、自分が犯した罪は自分で償うのが摂理であり、罪は償わない限り帳消しにならないのです。
将来に希望のない闘病生活は、避けられない死に向けての絶望的な生活にすぎません。それはまさに“死刑の執行はいつなのか”と怯えて日々を過ごす死刑囚と同じです。そこには、刻一刻と迫りくる死に向かっていく恐怖の時間があるだけなのです。
(NL48号/35ページ)
それは私達とて同じだと思います。なぜなら地上に生まれてきた目的の一つはカルマの清算(罪の償い)にあるからです。
闘病生活を送る者は、病苦を味わうことでカルマを清算し(病気の原因の多くは摂理違反)、そうでない者は別の苦(対人関係や経済的な苦痛)でカルマを清算するのです。

つまり罪の償いを病苦でするのか、別の苦でするのかの違いだと私は思うのです。

であるなら私達は、地球という大きな刑務所?の中で罪の償いをしている囚人仲間?であり、全員が“只今服役中の身”なのです。
まして、寿命(死刑執行日?)を決めて生まれて来ているとなれば、死刑が確定している死刑囚と何ら変わりません。

ですが、見方を変えれば、寿命で死ぬということは“罪の償いを終えた”ということであり、カルマの清算を見事に果たし霊界へと帰還する喜ばしい日なのです。刑期を満了して地球という刑務所から出所していく目出度い日なのです。

こう考えること(只今服役中)で良いのは、苦しみが甘受できることです。
カルマを清算するために生まれてきたのだから、苦しくて当たり前!
耐え忍ぶことでカルマが清算できるのなら、喜んで受けよう!
服役中の割りには、自由だし楽しいこともあるので頑張ろう!
と、苦しみの捉え方がまるで違ってくる(前向きになる)のです。

もう一つは、他人の悪事(未熟さ)を責めなくなることです。罪を償う仲間として思いやりと同情心と寛容心が湧きます。
地上にいること自体、自分もろくな者ではない(未熟者)と思い、相手を責める気がしなくなるのです。

さらに地上という刑務所暮らしの大変さを思い知ることで、何としても摂理に一致した生き方をし、できるならば地上への再生は今生限りにしたいと考えるようになります。(地上への再生は、再犯者が再び刑務所に入るようなものです)
地上生活に肉体は不可欠ですが、その余りの鈍重さに肉体が囚人服に思えてきて、囚人服(肉体)をまとうのは今生限りにしたくなります。

ところで寿命とは本当に絶対的なものなのでしょうか。私にはどうしてもそう思えないのです。
なぜなら暴飲暴食等の摂理違反が原因で発病し、寿命を待たずに死ぬこともあるのではないかと思うからです。

こうした場合のカルマは、寿命を全うしなかった(刑期を満了しなかった)ことと、暴飲暴食をしたという2つのカルマを背負うことになるのでしょうか。

いずれにしても務所暮らし?の長い私が考えるのは、ただただ摂理に一致して生き、刑期満了の模範囚として霊界へ帰還したいことだけです。頑張ります!!
(次回に続きます)

2010年04月19日