近年の中国の覇権主義、北朝鮮の挑発的言動から強く感じるのは、物質文明の発達と、人間の精神的・霊的発達とは全く別！！であることです。

宇宙にまで行けるようになった21世紀の今日でも独裁者がいる事実、覇権主義国家が存在する現実は、人類の精神的・霊的未熟さを物語っています。

人間は精神的・霊的には、まだ幼児なのです。
その幼児性が地上界に様々な問題を引き起こしているのであり、物質文明の目覚しい発達と裏腹な精神的・霊的未発達さこそが問題なのです。

だからこそ真理を普及して、そのアンバランスを是正していかなくてはならないのです。
真理普及によって、私達人類は敵対する仲ではなく、助け合い愛し合う仲であることを知る必要があるのです！！

シルバーバーチが“霊的同胞意識の重要性”を繰り返し説くのもそのためであり、真理普及によって霊的同胞意識が確立されれば、覇権主義国家や独裁国家はなくなり、世界平和が実現するのです。

霊的同胞意識を持つということは、差別意識（民族や国家、宗教や思想などでの差別）をなくすことに他ならず、差別意識をなくしてこそ“人類みな兄弟”になれるのです。

もちろん今の地上人類とて差別意識が良くないことは分かっています。

だからこそ、アパルトヘイト（南アフリカの人種隔離政策）が、国際社会の非難を浴びて撤廃されたのです。
が、しかし私は、差別政策の撤廃も重要ながら、一人一人の心から差別意識をなくすこと、すなわち霊的同胞意識を確立させることの方がもっと重要だと思います。

なぜなら差別政策が撤廃されても、霊的同胞意識が確立されなければ差別はなくならないからです。真理に基づく霊的同胞意識の確立が重要な理由は、ここにあります。

全人類を自分と同じ神の子として大切に思うこと、全ての国家を自国と同じ神の王国の一つとして大切に思うこと、それこそが重要なのです。それが真理に基づく霊的同胞意識なのです。

今日本が置かれている緊迫した状況から、霊的同胞意識の重要性を再認識するとともに、“世界平和実現のキーワード”が、“霊的同胞意識の確立”にあることを強く認識しました。「シルバーバーチの霊訓」は、やはり凄い！です。

これからも霊的同胞意識の確立のために精一杯真理普及に励み、同時に自分自身の霊的同胞意識をより堅固なものにしていきたいと思います。

最後にシルバーバーチの言葉を引用します。

2013年04月15日