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【第143回】 「シルバーバーチの霊訓」はなぜ凄い - 31
今回は、地上界に霊力が満ちるとなぜ平和が招来されるのか、政治や法律の力ではなぜ招来されないのか(限界があるのか)を考えたいと思います。まずシルバーバーチの言葉を引用します。
霊の力を取りとめのないもののように想像してはいけません。実体があり直接的にあなたの心に触れることが出来るのです。それがあなたを通じてさらに他人へ働きかけ、より大きな悟りを開く助けとなります。
ここから分かるように、霊力には実体があり、それは直接的に私達の心に触れることができますが、なぜ直接的に触れられるのかとなれば私達が霊だからです。(霊訓2/18ページ)
神から分霊された霊的存在だから神の発する霊力に直接的に触れ、その良き影響を受けられるのです。が、そのためには人間側が霊的覚醒していなければなりません。
“霊である”という確信と実感を伴った自覚があってこそ霊的影響を受けて、霊力の行使下におかれるのであり、霊力の行使下におかれる人が増えれば、その人を通してより多くの霊力が地上界へ流れ込んできます。
流れ込んだ霊力は愛や慈悲、寛容や同情、奉仕となって発現し、地上人の心を触発し神性発露へと促します。
そしてこれこそが、まさに神が発する霊力と、人間による政治や法律の力の違いであり、同時に霊力に実体がある証です。
実体があればこそ人々の心を神性発露へと促し、世界平和を実現できるのです。
もちろん政治や法律にも果たす役割がありますが、恒久的な世界平和実現の唯一の力は霊力をおいて他にないのです。
もはや地上界が人間の力だけで平和を招来できる状況でないのは、今回の「イスラム国」による一連の事件からもわかります。
よって今地上界にもっとも必要なのは、霊力を降ろす通路となる人達です。通路となる人が増えれば増えるほど、それだけ早く地上界に平和が訪れます。
シルバーバーチの言葉です。
霊の力はすなわち神の力であり、宇宙を絶対的に支配しています。
(霊訓1/61ページ)
ありとあらゆる目に見えないエネルギーに真実味があるように、霊力にも真実味があります。私たち霊にとってはもちろん真実味がありますが、霊覚が発達してその真実味が認識できる段階にまで来ていない者には、その存在は実感できません。
(中略)
無知な人、偏見を抱く人、迷信に動かされる人は、自分でいくつもの精神的障害をこしらえ、その一つ一つが霊力の働きの障害となります。
(中略)
無知な人、偏見を抱く人、迷信に動かされる人は、自分でいくつもの精神的障害をこしらえ、その一つ一つが霊力の働きの障害となります。
(霊訓3/116ページ)
あなた方のように、こうして直接的に知識を獲得して、日常生活の中で霊力の恩恵にあずかる人もいます。心と精神と魂の窓を開いた方です。
(霊訓3/117ページ)
真の平和は一部の者のみが味わうべきものではないからです。そこには霊の力の働きかけがあります。
(霊訓1/107ページ)
霊の力は万人が受ける権利をもっているのです。霊界側が欲しいのは、喜んで治癒力(霊力)の流入の通路となってくれる人です。
(最後の啓示/203ページ)
2015年02月16日