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【第131回】 「シルバーバーチの霊訓」はなぜ凄い - 19

明けましておめでとうございます。
皆様には良いお年をお迎えのことと存じます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて本年初のコラムは“肉食の摂理違反”についてお話させていただきますが、皆様は肉食の摂理違反を知ったときどう思われたでしょうか。
私は思いも寄らぬことに唖然とし、すぐには承服できませんでした。

知っての通り「シルバーバーチの霊訓」には、思いも寄らぬことが沢山書かれていますが、肉食の摂理違反もその一つであり、私にとってまさに青天の霹靂でした。

とは言っても、米国の環境学者、レスター・ブラウン氏がかねてから、「肉食は地球環境を悪化させ、食糧不足を招く」と言っていますので、極力肉食は減らしてきたのです。

しかし減らすだけでは駄目なのです。全廃しないかぎり摂理違反になるのです。

むろん地上人の中には宗教的立場や菜食主義の立場から肉食をしない人はいますが、その人達が食べないのと、シルバーバーチが食べてはいけない!と言っているのとでは根本的に違います。

前者はこの世的・物的観点から言っているのに対し、シルバーバーチは霊的観点から言っているからです。次元が全く違うのです。

だからこそ真理を普及し、霊的観点から肉食を止めていくことが必要なのです。

ですが現代は肉食が当たり前になっていますし、栄養学的にも推奨されていますから、肉食の廃止・全廃は困難を極めます。

どう廃止していけばよいのか、どうすれば全廃できるのかと思案にくれますが、まずは真理を知った私達から止めていくことだと思います。
そうすれば時間は掛かっても、いずれは全廃される日が来ると私は確信しています。

それに忘れてならないのは、肉食の摂理違反は必ず人類に苦しみとなって返ってくることです。

意識ある動物は殺害されるとき恐怖や苦痛を感じ、そのときの絶叫は大気を満たし、それに伴って地上界には不協和音が生み出され、その不協和音は様々な悲劇となって人類に返ってくるのです。

だから肉食はしてはならないのです!!
愛すべき動物を殺害した罪は逃れようもなく、人類にとって最も重要な霊性進化を遅らせます。霊性進化が遅れれば遅れただけ、人類が希求する幸せも平和も遠のいていくのです。

宗教的立場や菜食主義の立場からではなく、“摂理に反するから肉食はしない!”、これこそが重要であり、これでこそ人類は霊性進化していけるのです!!

それにしても、この短い地上人生中に肉食の摂理違反を知り、摂理に適う食事へと切り替えられる私達スピリチュアリストは何と幸せなことかと思います。

「シルバーバーチの霊訓」は、やはり凄い!です。

シルバーバーチの言葉です。
人類が自分たち以外の創造物への責任を自覚する段階に至れば、当然、殺生はできなくなります。それは霊性の発達の一つの指標です。
(最後の啓示/77ページ)
動物はあなた方人間が保護し世話すべきものとして地上に存在しているのです。
(霊訓4/202ページ)


2014年01月15日