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【第144回】 「シルバーバーチの霊訓」はなぜ凄い - 32
シルバーバーチの言葉にはときどき驚かされることがありますが、次の言葉もその一つです。今からほぼ一世紀前(一八四八年のハイズビル事件)に始まった、大々的な組織体制のもとでの霊力の降下がなかったならば、地上世界はもっともっと深刻な事態に陥っていたはずです。潜在的な更生力が全世界に働きかけてきたからこそ、この程度で終わっているのです。
この地獄のような地上界を「この程度で終わっているのは霊力の降下があったからで、それがなかったらもっと深刻な事態になっていた」と言っていることには心底驚きますが、これが霊力の威力であり、さらに霊力が降りるようになれば地上界は確実に霊的刷新へと向かっていくはずです。(福音/174ページ)
そもそも霊力は大霊がその知識、その英知、その啓示、その真理、その愛を地上に届ける手段であって、もともと更生力、活性力、慰安力が潜在しているのです。
それがこの程度で終わらせているのでしょうが、ハイズビル事件から167年も経ったというのに未だ地上界は酷い有様で時に暗い気持ちになります。が、翌々見れば霊的刷新の兆候は出はじめています。
独裁者が減り人種や民族差別が改善されつつあるのも、また私達のようなスピリチュアリストが出現したのもその兆候であって、特にスピリチュアリストの出現はその最たるものと言えます。
問題は山積しているものの、一方では問題を解決するための道具としてスピリチュアリストが出現したことは霊的刷新への最高の兆候であり、霊力降下の最高の賜物です。
今後ますます多くのスピリチュアリストが出現し、地上界はゆっくりとではあっても確実に霊的刷新へと向かっていきますが、そのために不可欠なのは“真理を実践する本物のスピリチュアリスト”が増えることです。
それによってハイレベル・スピリチュアリズム(信仰実践のスピリチュアリズム)が地上界に定着することが、霊的刷新を推進させるからです。
「関東シルバーバーチの会」が実践を重視するのもそのためです。
ハイズビル事件以来の大々的な霊力降下の恩恵にいち早く浴せたことに感謝し、信仰実践にいっそう努めるとともに実践重視の読書会を開催し続けてまいります。
シルバーバーチの言葉です。
その潜在力も、最初はわずか数滴から始まりました。それが、
(中略)
今や枯渇する心配などみじんもない分量で地球を包んでおります。歴史の流れをすっかり変えております。人間生活の視野に革新をもたらしております。それは“霊”という要素、永遠に不変の要素が持ち込まれたからです。それなくしては人生は無意味ですし、不合理ですし、目的がないことになります。
(中略)
今や枯渇する心配などみじんもない分量で地球を包んでおります。歴史の流れをすっかり変えております。人間生活の視野に革新をもたらしております。それは“霊”という要素、永遠に不変の要素が持ち込まれたからです。それなくしては人生は無意味ですし、不合理ですし、目的がないことになります。
(福音/174ページ)
地上世界は、たった一つの重大な原因によって、着実に改善されております。その原因とは、“霊の力”が働きかけているということです。霊力が注がれた場所、有能な道具(霊媒・霊覚者)を通して霊力が顕現したところには、必ずや霊的刷新の仕事が始まり、その仕事を通して物事の価値観が徐々に変わってまいります。
(福音/174ページ)
2015年03月16日