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【第101回】 霊界への強い信頼が重要 - 2
先回は霊界への強い信頼が、辛いことの多い地上人生を明るく照らし、勇気と希望を与えることをお話しました。そこで今回は、霊界への強い信頼が、孤独になりがちなスピリチュアリストの心を支えることをお話したいと思います。
まずスピリチュアリストの孤独ですが、それは、
- 今の時代は真理を手にした人が少ないので、時期の来た人となかなか出会えない。
- スピリチュアリズムは地上宗教のような組織を作らないので、人(同志)との交流がない。
ことが原因だと私は思います。
組織を作らないということは、集団での祈りや定期的な集会、同志と連れ立っての普及活動もないということです。
それはまた指導者(教祖)がいないということであり、スビリチュアリストは神と神の摂理を頼りに、一人で学習し、実践し、普及していかなくてはならないのです。
それがスピリチュアリストを孤独に陥らせるのですが、ひとたび目を霊界へと転じたならば……
そこにはイエス率いる大軍団が、昼夜を問わず人類救済のために働いています。
スピリチュアリズムは地上では組織を作りませんが、霊界では大組織を結成しているのです。
何億・何十億の高級霊達が集結し、スピリチュアリズムの地上での勢力拡大のために、日夜働きかけているのです。
それは地上での勢力拡大(真理普及)こそが、地上界を良くすることを高級霊は知っているからです。
そしてこれこそが、地上宗教と超宗教・スピリチュアリズムの大きな違いです。
地上宗教は教えが間違っているために、組織の拡大と共に間違いも拡大し、それが地上界を混乱させています。
しかしスピリチュアリズムは、神の摂理を教義にしているため、勢力が拡大すればするほど地上界は平和へと導かれていくのです。
真実性において、信頼性、崇高性、純粋性において、また組織が大がかりなことにおいて、スピリチュアリズムは地上宗教を寄せ付けません。
地上界はスピリチュアリズムという超宗教で統合・統一されて、始めて平和になるのです。それ以外に平和になる道はないのです。
そしてなんと驚くことに、私達スピリチュアリストは、すでにその超宗教組織の一員であり一信者なのです。真理を手にしたということは、こういうことなのです。
これさえ忘れなければ孤独にならずにすむのですが、それでも人間ゆえに孤独を感じることがあります。
そんなとき私は、いつもこう思います。
「どれほど孤独であっても、地球という小さな惑星にいる間だけのことだ」と……
またこうも思います。
「大半の地上人が刹那的で快楽的な地上人生を送る中で、霊界への準備ができるスピリチュアリストは何と幸せなのだろう。孤独に負けないで頑張ろう」と……
組織を持たない分、横との繋がりがなく(人間関係がなく)、その分トラブルもなく、真理の学習・実践・普及に一途になれることを、私はとてもありがたく思います。
余計なことに神経を使わないですむ分、霊との一体関係が強まり、それによって清々しい信仰生活が送れることを、私はとても嬉しく思います。
一人一人の内省的努力が、スピリチュアリズムの真髄である以上、孤独はある程度覚悟しなければなりません。
しかし、大丈夫です!!
霊界への強い信頼と確信があれば、孤独を乗り越えスピリチュアリストとしての使命を果たせるからです。
だから皆様、頑張りましょう!!
私も霊界への信頼と確信をさらに強め、人類救済のために、そして自分自身の価値ある地上人生のために、さらに頑張りたいと思います。
(次回に続きます)
2011年07月15日